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歌の表現力解説 最後の要素です [ミュージカル]

ゴールデンウィーク、皆さんはいかがお過ごしでしたか?

私はこの解説のアップをサボっていました ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

さて、歌の表現力について解説するシリーズ、最後の要素です。

これまで解説してきたのは、

1.音量を変化させる
2.テンポ(速度)を変化させる
3.音一つ一つの長さを細かく変化させる

でした。

そして最後の要素は『音色変化』です。
分かりやすく言うと、声の質やニュアンスを変化させる事です。

これはなかなか難しいテクニックで、言葉では表現しにくいものです。

サンプルを3曲アップしましたが、はじめの2曲は女性の曲ですから、
男性のよねよねでは上手く表現できていませんが参考にして下さい。


1曲目は「ライオンキング Lion King」の中で
 ナラが歌う”シャドウランド Shadowland”です。

曲の最初は重厚なコーラスで始まっていますが、そこはカットして、
ナラの歌い出しの部分「シャドウラ~ンド・・・」から、

悪い王様のスカーに支配されたため、大地に日が当たらなくなり、
植物が育たなくなってしまったライオンの王国、Shadowlandを悲しむ気持ち、
それを表現するため、息を少し混ぜて暗い音色にしています。

サビに入るところでは、自分が新天地を探しに旅立つ決意を表すため、
息混ぜをやめて強い声(声帯を強く合わせる)で、
しかも子音も強めに発音しています。


2曲目は「ミス・サイゴン」の中で主人公クリスの現在の奥さんエレンが歌う、
”今、彼女に会った Now That I've Seen Her”です。

この曲は転調を繰り返して音域がだんだん上がっていきます。
それは感情が高ぶっていく様子を表現しています。
その最後の部分、「でも、あの娘、憎まない」では、
キムに対する怒りや憎しみではなく、この事態に対して苦しんでいる、
と言う事を表現しています。

ここではやはり少々息を混ぜて柔らかい音色にしています。
その後、最後の盛り上がりに向かって、また強い音色に戻しています。


最後の曲は以前も取り上げた「レ・ミゼラブル」の”人影のない部屋”です。

マリウスが共に戦った仲間が集っていたカフェを訪れ、
自分以外はバリケードの中で戦って死んでいき、
ただ一人生き残った事への悔悟の念を表現しています。

息を混ぜるだけでなく、声帯の圧迫を少し強めて、
いわゆる「詰まった声」「絞まった声」にして、
誰にもぶつけようのない悔悟の念を表しています。

最後の部分は、死んだ友達への悲痛な想いを吐露するために、
かなり強めの声で歌っています。子音も強くしています。


こうやって音色変化で感情を表現しているのです。

お問い合わせ、レッスントライアルレッスン、体験レッスンのご連絡は
atn@atn-jp.comにメールいただくか、直接メッセージを下さい。

詳細は http://atn-jp.com をご覧下さい。

では4分半ほどのサンプルをご覧(お聞き)下さい。





5月27日(木) 動画の音声部分を遅い回線でご覧になっている方のためにmp3でアップしました。
少し長いので、最初の2曲と最後の1曲、2つのファイルに分割しています。


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コメント 1

こ★り

はじめまして。ミュージカルの勉強をしている者です。とても勉強になるblog、ありがとうございます(o^_^o)
またきます★
by こ★り (2011-05-21 14:10) 

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